Flowgentのダッシュボードを開いて、今すぐ改善すべき商品を特定します。所要時間:5〜10分。
改善を始める前に
Amazonの売上は、以下の掛け算で決まります。
インプレッション(IMP) × クリック率(CTR) × 購入率(CVR) ≒ 注文数
この3つの中で、最初に改善するのは購入率(CVR)だけです。
CVRが未達の状態でCTR施策(クーポン・広告入札の引き上げ等)を行うと、購入しないユーザーへの広告費が増えるだけです。広告投資額が大きいほど、この順番を間違えたときの損失は大きくなります。
CVRが目標未達の状態では、CTRやIMPより先にCVR改善へ集中してください。CTR・IMPの改善は、CVRが目標達成してから行います。
Flowgentでの目標CVRの設定について
◆ 利益登録 画面

◆ 目標設定 画面
まず、「利益登録 画面(上図)」で、利益を確保できる広告費率を設定してください。この数値が、目標TACoSになります。
その後、「目標設定」画面で、TACoSが利益の残る範囲に収まるように、CVR目標を入力してください。
この画面はシミュレーターになっており、変数となる購入率(CVR)などの数値を変更すると、TACoSが自動で再計算されます。
上の例だと、TACoSが15%になるような購入率(CVR)を入力して下さい。 (オーガニック比率や平均売価でもTACoSの値が動きます)
ここで設定したCVR目標が、以降の改善判断基準になります。
つまりFlowgentでは、一般的な業界平均ではなく、「自社商品の利益構造」をもとに、定量的根拠のあるCVR目標を設定できるようになっています。
以上の目標設定が完了して、効果的な改善施策実行のスタートラインに立てます。
それでは本題の「改善の優先順位と始め方」のステップの説明に移ります。
STEP 1:購入率(CVR)を確認する
Flowgentのダッシュボードを開きます。

- 最上部のASINプルダウン(または分析グループ選択)
- サマリーの「目標CVR」と「広告CVR」を見比べる

広告CVRが目標CVRに未達の場合 → 今すぐ「商品ページの改善」へ進む
広告CVRが目標CVRを達成している場合 → STEP 2へ
STEP 2:クリック率(CTR)を確認する
CVRが目標を達成しているASINのみ、次にCTRを確認します。
同じ「効率」ブロックの「CTR実績」と「目標CTR」を見比べる

CTR実績が目標CTRに未達の場合
→ まずは「タイトル・出品情報の最適化」から確認してください。
改善しない場合は、
・レビュー施策
・クーポン・ポイント施策 へ進みます。
STEP 3:インプレッション(IMP)を確認する
CTRも達成しているASINのみ、IMPを確認します。
- ダッシュボードの「インプレッション(IMP)」グラフを見る
- 前の期間と比較して増加傾向にあるか確認する

IMPが慢性的に目標の赤線よりも少ない・減少している場合
→ Amazon広告施策ガイドへ(広告でIMPを増やす)
IMPが常に赤線の目標を越えている場合
→ 現状維持。翌月また同じ手順で確認する。
※グリーンのSALE期間は上記判断から除外
確認の頻度
月1回、この手順で全ASINを確認します。毎日確認する必要はありません。
最上部のASINプルダウンで商品を1つずつ切り替えながら、STEP 1の判定を行います。CVRが未達のASINが見つかった時点で、そのASINの改善に集中してください。
やってはいけないこと
・CVRが未達なのにCTRやIMPを改善しようとする → 購入しないユーザーへの広告費が増えるので要注意です。
CVRの改善施策だけにフォーカスし実行して下さい。
・CVRとCTRとIMPを同時に改善しようとする → 何が効いたか分からなくなります。
CVR → CTR → IMPの順に、1つずつ改善してください。
・毎日数値を見て施策を頻繁に変更する
→ 数値は短期間では安定しません。確認は月1回、判断は90日分の数値で行ってください。
特に中小規模アカウントでは、数日単位のCVR変化は広告配信状況・曜日・セール・検索順位変動などの影響を受けやすいため、
日次で施策を変え続けると、逆に何が改善要因だったのか分からなくなります。
月1回、90日単位で確認する運用を基本にしてください。