商品タイトルはSEOとCTRの両方に影響します。
基本的に、タイトルの変更は以下のタイミングで行うことを推奨します。
出品時から半年以上の広告運用を経て、CVRの高いキーワードがFlowgentで明確になったとき
Amazonの検索用語レポートは単一キャンペーンの実績を表示しますが、Flowgentのキーワード分析機能はユーザーが設定した複数のキャンペーンの実績を横断的に集計し、検索用語ごとのCVRを算出します。
(最長で過去1年分まで実績を確認可能 / Amazon管理画面では過去65日まで)
そのため、FlowgentでCVRが高く表示されたキーワードは、ターゲットユーザーのニーズを捉えた、購入につながりやすいキーワードとして信頼性の高いデータとなります。
CTRが目標を達成している場合、このタイミング以外でのタイトル変更は検索順位の安定性に影響するため、慎重に判断することを推奨します。ただし、キーワード選定に明らかな誤りがあった場合はこの限りではありません。
Flowgentを使ったキーワード選定の考え方
多くの事業者は、商品タイトルのキーワードを主観や感覚で決めているか、あるいはセラースプライトなどのツールで競合の流入キーワードを参照する方法を採用しています。しかしこの方法では「検索されているキーワード」は把握できても、「購入につながるキーワード」の把握は困難です。
Flowgentのキーワード分析機能を使えば、CVRが継続的に高いキーワードが明らかになります。
Amazon内で検索されるお客様は、購入の目的意識が高いため、ここで検索されるキーワードはいわば
「検索用語=ターゲットユーザーのニーズ」そのものです。
そのキーワードで検索したユーザーが実際に購入しているという事実に基づいた選定が可能になります。
広告運用を半年続けると、発売当初に想定していなかったターゲットユーザーに売れていることがあります。例えば「デザイン性重視の20代男性」をターゲットに設定したビジネスバッグが、実際には「耐久性 ビジネスバッグ」というキーワードで持続的に高いCVRを記録していたケースがあります。これは、サブ画像の耐久性訴求に惹かれたユーザーが購入していたことを示しています。
広告運用には売上向上だけでなく、「実際にどのようなニーズを持つお客様に売れているか」を再定義できる効果があります。
発売時のタイトルは主観的な仮説に過ぎませんが、半年後にはFlowgentのデータが「正解」を示しています。(画面一番右列)
このデータに基づいてお客様のニーズと商品特性がフィットしたキーワードを商品タイトルに反映させます。
これにより、真のターゲットユーザーが検索結果でそのタイトルを目にした際に「自分が求めている商品だ」と認知しやすくなります。結果として、CTRおよびセッション数の向上につながる商品タイトルとなります。

一番右のCVR(購入率)を確認
STEP 1:Flowgentでキーワードを確認する
Flowgentのキーワード分析画面を開き、対象ASINのCVRが継続的に高いキーワードを確認します。(直近90日で確認)
現在のタイトルにそのキーワードが含まれているかどうかが最初の確認ポイントです。
STEP 2:商品タイトルを更新する
変更後は必ず、スマートフォンの検索結果画面で競合商品と並べて以下を確認します。
・ブランド名以外に、ターゲットユーザーに刺さる情報が含まれているか
・権威性を感じさせる言葉が含まれているか
・競合と比べて頭一つ抜けていると感じさせるタイトルになっているか
タイトルを設定したら、Flowgentのダッシュボードで商品タイトルの変更前と後でCTRの推移と変化を確認します。
Flowgentは施策内容と実施期間を設定でき、その設定期間はグラフ上で視覚的に把握できる仕様となっています。


施策登録ボタンから施策内容と実施日時を登録すると、グラフ上に施策が表示されます。これにより、施策実施前後の数値変化を確認しながら、効果を把握できます。PDCAにおいて、1回の施策だけで成果が改善するケースは多くありません。重要なのは闇雲に施策を行うのではなく、定量的なデータに基づいて実行し、その結果を検証しながら改善を繰り返すことを推奨します。たとえ1回の施策で効果が出なかったとしても、継続的にPDCAを回すことで、成果向上につながる改善ポイントへ確実に近づくことが可能です。
やってはいけないこと
・CTRがすでに目標数値を達成しているタイトルを変更する
→ 検索順位の安定性に影響します。目標達成中のタイトルは無闇に変更せず、慎重に判断することを推奨します
・データで根拠が明らかになる前にタイトルを変更する
→ 新商品時と半年後の2つのタイミングを基本とします
・ターゲットユーザー以外の意見でタイトルを変更する
→ ターゲットユーザーの視点で判断します
ターゲットユーザーの視点や価値観の確認方法については、【CVR|ターゲットユーザーに直接訊くアンケート施策】のページを参照してください。
・Amazonが規定する文字数をオーバーした商品タイトルをつけること
→2026年7月27日以降、モバイルでの視認性を高めるために、メディアを除くすべてのカテゴリーの商品名は、スペースを含めて75文字以下でAmazonのAIにて段階的に自動調整されるようになりました。新たに実装された商品ハイライトも活用してパソコンではなくモバイルでの視認性を意識して調整を行うことを推奨します。
次のステップ
CTR目標を達成したASINは、次のステップへ進みます。
→ CVR・CTR|出品情報の編集