CVRを改善して利益を増やすための実行ガイド
※このページ内の「重要ポイント」は、Amazon商品ページのタイトル直下に並ぶ箇条書き5行のことです。
セラーセントラルの編集画面では「商品の仕様」と表示されます。
当ページでやること
この記事は「読む記事」ではなく、「作業する記事」です。
上から順に手を動かせば、重要ポイント改善を1商品分完了できます。
このページで進める内容
- Flowgentで「今直すべき商品」を特定する
- その商品の重要ポイントを書き換える
- 書き換えたら次の商品へ進む
- 効果は月1回まとめて確認する
所要時間目安: 1商品あたり10〜15分
この記事の対象者
・商品ページにアクセスはあるのに売れない
・広告クリックは出ているのにCVRが低い
・画像改善後もCVRが改善しない
逆に、
・そもそもアクセスが少ない
・クリックされない
場合は、この記事ではなく別施策が先です。
まずここだけ押さえてください
この施策は、「CVR(購入率)改善施策」です。
重要ポイントは、Amazon内検索結果のCTRを直接改善する施策ではありません。
商品仕様(箇条書き説明文)は商品ページを開いた後に読まれる要素です。 商品カタログや商品紹介コンテンツと比較すると文章だけなので注目度は低いと思われますが、必ず目に触れる箇所になりますので、CVRに少なからず影響を与える箇所となります。
CVRは1%改善しただけでも年間数十万円の広告費で差が出るインパクトですので、CVRに影響する箇所は妥協せずにブラッシュアップを行うことをおすすめします。
STEP0:この施策をやるべきか30秒で判定する
以下のどれかに当てはまる場合、
この記事の施策対象です。
- 商品ページへのアクセスはあるのに売れない
- 広告クリックは発生しているのにCVRが低い
- 商品画像改善後もCVRが改善しない
以下の場合は別施策が先です。
| 状態 | 優先施策 |
|---|---|
| CTRが低い | メイン画像・タイトル改善 |
| IMPが少ない | 広告ターゲティング改善 |
| レビュー不足 | レビュー改善 |
★「CTR低い→画像」「CVR低い→重要ポイント」などの分岐図
STEP1:直すべき商品を3つ特定する
重要ポイントは、「思いついた商品」から直すのではなく、
利益インパクトが高い商品から改善します。
操作手順
- Flowgentのダッシュボードを開く
- 上部の「生成AIレポート」を押す
- 「目標CVR未達かつ利益ポテンシャルが高いASIN」を確認する
- 上位3ASINをメモする
この3つが、
今改善すべき対象です。
★「生成AIレポート」ボタン位置を示す図
★「上位3ASIN表示画面」を示す図
着手順を決める
次に、
利益ポテンシャル額を確認します。
操作:
- サイドバーの「利益ポテンシャル診断」を開く
- STEP1で抽出した3ASINを確認する
- 利益ポテンシャル額が高い順に並べる
改善は、利益ポテンシャル額が高い順に行います。
★「利益ポテンシャル診断」画面を示す図
なぜ利益ポテンシャル順なのか?
CVRが低くても、利益ポテンシャルが小さい商品を改善しても、事業全体の利益はほとんど変わりません。
同じ作業時間なら、「利益インパクトが大きい商品」から改善した方が、利益総額が大きく動きます。
全商品を細かく分析すると分析疲れして重要な改善施策を実行する時間が削られます。
利益ポテンシャルが高い順に処理していくのがおすすめです。
利益ポテンシャル額が低すぎる場合
上位3商品を見ても、利益ポテンシャル額が小さい場合があります。
その場合は以下を確認します。
① 目標数値を見直す
利益ポテンシャル診断で設定している目標数値が低すぎる可能性があります。
まず、目標CVRや利益目標が適切か確認してください。
② それでも利益ポテンシャルが低い場合
そのストアは、「既存商品の改善余地が小さい状態」です。
この場合、重要ポイント改善を続けても利益は大きく伸びません。改善作業を止めて、新商品の追加へリソースを振り向ける判断も重要です。
多くのセラーは、調子の良い商品をずっと磨き続けます。
しかし、利益を大きく伸ばすには、
- 改善余地のある商品を改善する
- 伸びしろが無い商品は見切る
- 新商品へ移る
という判断も必要になります。
★「改善継続 or 新商品追加」の判断分岐図
STEP2:検索意図を確認する
いきなり文章を書かず、まずその商品が、「どんな目的で検索されているか」を確認します。
操作手順
- サイドバーの「キーワード分析・施策」を開く
- 流入上位キーワードを5件確認する
- そのキーワードがどの検索意図に該当するか分類する
- 最も多い分類が、その商品の主戦場
★「キーワード分析・施策」画面を示す図
検索意図5分類
① 問題解決検索
例:
・汚れ 落とし方
・滑りにくい
書くこと→ どんな問題を解決するか
② 使用シーン検索
例:
・オフィス用
・通勤用
・ギフト用
書くこと→ どこで使うか
③ 不安解消検索
例:
・壊れやすくない?
・長く使える?
書くこと→ 素材・耐久性・品質
④ 指名検索
例:
- ブランド名 + 商品名
書くこと:
→ なぜそのブランドを選ぶべきか
⑤ 比較検討検索
例:
- おすすめ
- 比較
- 違い
書くこと:
→ 他商品との違い
★「検索意図5分類」を一覧化した図
STEP3:重要ポイント5本を書く
初心者は、5本すべてに商品の特徴を書いてしまいがちです。
役割を分けると、購入者に伝わりやすくなります。
1本目:最大ベネフィット
最も重要です。
ユーザーが最初に知りたい内容を書きます。
悪い例:軽量設計
良い例:長時間使っても負担になりにくい軽量設計
2本目:問題解決
ユーザーの悩みに回答します。
例:汚れを落としやすい設計
3本目:使用シーン
どこで使う商品かを具体化します。
例:通勤・出張・普段使いに対応
4本目:不安解消
品質や耐久性を書きます。
例:毎日使いやすい耐久性を重視した素材
5本目:比較差別化
他商品との違いを書きます。
例:一般的な商品にはない独自構造
★「重要ポイント5本の役割」を示す図
書き方の悪い例・良い例
例1:問題解決型商品
悪い例:
- 専用ブラシ付属
- コンパクト
- スプレータイプ
良い例:
- 汚れを落としやすい設計
- 忙しい時でも短時間で使いやすい
- 持ち運びしやすいサイズ感
例2:使用シーン型商品
悪い例:
- ポケット多数
- 防水
- 軽量
良い例:
- 通勤・出張どちらにも使いやすい設計
- 書類やPCを収納しやすい構造
- 雨の日でも使いやすい素材
例3:ギフト型商品
悪い例:
- 高級感
- 大容量
- かわいい
良い例:
- ギフト用途でも選ばれやすい上品なデザイン
- 普段使いしやすいサイズ感
- 持ち運び時に型崩れしにくい素材
STEP4:公開前チェック
以下は規約違反リスクがあります。
| NG表現 | 修正例 |
|---|---|
| No.1、日本一 | 実績がある場合のみ出典付き |
| 最安 | 価格以外の価値を書く |
| 必ず効く | 「〜しやすい」に変更 |
| 治る、予防 | 商品仕様として説明 |
| 大好評 | 根拠がある場合のみ |
公開前に以下を確認してください。
- 根拠があるか
- 誇張していないか
- 効果を断定していないか
STEP5:セラーセントラルで修正する
操作手順
- セラーセントラルへログイン
- 「全在庫の管理」を開く
- 対象ASINの「編集」を押す
- 「出品情報」タブを開く
- 「商品の仕様」に入力する
- 保存する
★「全在庫の管理」画面を示す図
★「商品の仕様」入力欄を示す図
STEP6:修正したら次の商品へ進む
修正したら、
その商品の作業は完了です。
すぐに次の商品へ進みます。
やらない方がよいこと
NG① 同時に複数箇所変更する
画像・タイトル・価格を同時変更すると、
何が効いたかわかりづらくなります。
重要ポイントだけ変更するのがおすすめです。
NG② 毎日数値を見る
数日では数値は安定しません。
毎日確認しても判断しづらいため、
確認は月1回がおすすめです。
NG③ 複数商品を同時検証する
STEP1で抽出した順番通りに、
1つずつ処理していく方が判断しやすくなります。
NG④ 効果が出る前に何度も修正する
一度修正したら、
最低1ヶ月はそのままにして様子を見るのがおすすめです。
STEP7:効果確認は月1回だけ
操作手順
- 月1回Flowgentを開く
- 表示期間を90日に設定する
- 修正したASINを選択する
- CVRが目標値へ近づいたか確認する
★「90日設定」と「ASIN選択」を示す図
判定方法
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| CVR改善 | 完了 |
| 変化なし | 他要因確認 |
| 悪化 | 他施策へ移行 |
90日で見る理由:
短期間では、
たまたまの変動か本当の改善か判断しづらいためです。
改善しない場合、次にどこを見るか
| 症状 | 次施策 |
|---|---|
| CVR低い | メイン画像・レビュー・価格 |
| CTR低い | メイン画像・タイトル |
| IMP少ない | 広告ターゲティング |
★「改善しない時の次アクション」を示す分岐図
慣れてきた人向け
慣れてきたら、
生成AIレポートだけでなく、
- ストア全体
- 分析グループ
- ASIN単位
を見ながら、
自分で「利益を落としている商品」を特定していきます。
調子の悪い商品は見たくないものですが、
そこから目をそらさず改善することが利益改善に繋がります。
ただし、
最初は生成AIレポートだけで十分です。
補足
※Amazon検索アルゴリズムの詳細は公式には公開されていません。
※本記事は、
Amazon公式ヘルプ、
Amazon Ads公式情報、
Google検索セントラル、
および実運用知見をもとに整理しています。
※重要ポイントの効果を厳密に検証したい場合、
Amazon公式A/Bテスト機能
「Manage Your Experiments」
も利用可能です。